
バイク便の象徴とも言える、後部シートに積んだデカイ箱。正式な呼び名は知らないが、業界内では通称 荷箱 と呼ばれることが多い。
この荷箱を固定する方法には、色々な流派があるようだ。オーソドックスなゴム紐。ネジ式の金具をクルクル回すことでサイズをアジャストするがフック(のようなもの)。最近は、ゴム紐ではなく、丈夫な帯状のロープ(?)のようなもの(ページ下部の写真参照)で縛る人も増えているが、これなどもナカナカあんばいが良いようだ。
ちなみに私はゴム紐派だ。最近は帯状ロープ派が幅をきかせて来たが、長年馴染んだ流儀は急に変えられない。長年、ゴム紐派としてやって来た私としては、伸縮しない素材というものが、そもそも信頼できないからだ。
荷箱を括り付けるうえで、どんな方式を採用しようと構わないが、とにかく走行中に荷箱が脱落するという事態だけは絶対に避けなければならない。
走行中に荷箱が脱落したら大変危険だ。もし高速道路で落ちたりしたら大事故を引き起こしかねない。責任は重大である。
それにもかかわらず、今にも落ちそうなくらい斜めになった荷箱を括り付けてるライダーを見かけることがあるが、こんな危険人物に自社のカンバンを背負わせたまま、恥ずかしげもなく野放しにしてるバイク便会社には呆れてものが言えない。
さておき、脱落さえしなければ、どんな方式で荷箱を括り付けようと構わないが、ここでは【私がゴム紐派だ】という理由だけで、ゴム紐の素晴らしさについて少々述べてみたい。
まず、ゴム紐は出来るだけ長めで、かつ、太めのものを用意したい。
コツは、
緩く、たくさん巻く。
コレに尽きる。
せっかく伸縮する素材なのだから、その特性を活かすには、伸びシロを残しておく必要がある。
ギチギチに引っ張って、ギューギュー巻き付けたのでは、普通のロープで縛るのとあまり変わらないような気がする。ってゆうか、そういう巻き方だと切れやすいと思う。
ゴム紐を長持ちさせつつ、その素材の特性を活かすには、あまりゴムに負担をかけちゃダメなのだ。つまり、目一杯ギューギュー引っ張んないほうが良いと思うのだ。
(あくまでも私の個人的な意見だが、確信を持って長年そうしている)
この辺のさじ加減は文章ではナカナカ表現しづらいところだが、とにかく、走ってる最中に少々上下に箱が動いてもゴム紐が緩んで外れない程度のギリギリの緩さが良いように思う。
そんなに緩くては、かえって危ないように思うかも知れないが、
これは、ゴム紐を巻き付ける回数を増やすことで強度をカバーする。
緩く、何回も巻くことで、伸縮の伸びシロをキープしたまま、上下左右の揺れに対する強度も確保でき、耐久性も向上する。
しかも、ゴムという素材ゆえに、色んな意味で融通が効く。
例えば、荷箱を背中で押して、その都度、自分に都合の良い位置に荷箱を微調整できる。
信号待ちの時には荷箱を背もたれ代わりにして、つかの間のリラックスタイムにひたるというのは、バイク便ライダーなら誰でもやったことはあると思うが、荷箱をゴム紐で固定することで多少のリクライニング効果が得られ、さらにリラックス度が向上する。
これは融通の効かないロープや金具止め方式にはマネの出来ない技である。
また、最悪、ゴム紐が切れても、切れたところを縛って応急処置ができるので、とりあえず配達を続行できる。柔軟な素材は、その使い勝手も柔軟である。
ただ、やはり切れないという保証は無いので、バックアップとして、なるべくならゴム紐は二重にかけておくことを強くオススメする。そうすることで、より緩く、回数多く巻けるし、一本目が切れたとしても荷箱がすぐに脱落するということは無いだろう。

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