
バイク便の会社に所属すると、しばしば「プロライダー」とかいう言葉を耳にすることになる。
個人的な意見で恐縮だが、私が思うに、この表現が多くのバイク便ライダーを勘違いさせる元になっているように思う。
バイク便なんて職業を選ぶ人種はそもそも根っからのバイク好きである場合が多い。そんな人種に「君は今日からプロのライダーだ!」なんて言おうもんなら、「そっか、そっか!オレは今日からプロのライダーか!よっしゃ、よっしゃ!」的に図に乗ってしまうことが危惧される。
そして、プロのライダー イコール 走ることが使命・・・というような勘違いが生じることになる。
そして、その勘違いに気づけないヤツは【走ること】そのものに命をかけてしまい、稼ぎに結びつかない無駄な部分で、文字通り、無駄に張り切ってしまい、いつしか疲れ果て「働けど、働けど、我が暮らし楽にならず・・・」的な状態に陥り、悪くすると事故って怪我したり、商売道具であるバイクや免許を失うことになる。
失うモノが、免許やバイクなら、まだ良いが、命まで失ってしまっては、なんの為に頑張って仕事してるんだかわかったもんじゃない。
バイク便ライダーとは、職業である。
これを忘れてはいけない。
バイク便ライダーの本質は配送員なのだ。
それ以上でも以下でもない。(と思う)
仮面ライダーとは違うのだ。
仮面ライダーは世界の平和を守るという崇高な使命があったから、命をかける必要もあったかも知れないが、別に我々バイク便ライダーが配達の仕事で命をかけることは無いのだ。
命をかけてなくても、不幸にも命を落とすことになってしまったバイク便ライダーもいる。
事故なんてものは、コッチがいくら気を付けていても、突然、襲いかかってくるのだから、わざわざ自分からキケンを買って出ることは無い。
ハッキリ言って、普通にオフィスで働くような仕事に比べると、圧倒的に危険な仕事であることは確かだと思う。
だからこそ、自分にとって何が一番大事なのか?ということを意識して貰いたい。
そして、「その為に自分は働くのだ」ということをハッキリ自覚する必要がある。
自分の大事なモノの為に働いて金を稼ぐのだ!
これが、多くの人が働く理由ではないかと推測する。世界平和を守るためではないにしても、これも十分に崇高な使命である。
バイク便ライダーの場合は、その為の手段が、オートバイによる配達だというだけだ。
速く走ることは結構なことだが、それで金を貰っているワケじゃない。
配達という仕事を一件完遂した時に初めて報酬が発生するのである。
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